『ありのまま』
自分にかけた首輪を外す。
あきらかに見えてくる。
愛されたい。という想いが目の前の事実を曇らせた。
愛されたい。という想いが大好き。という想いに変わったのは
はるか昔の事。
生き抜くために必要だったあなたの砦。
その安心の砦はあなたに足りないを生み出し続ける。
一枚に見えていたフィルムが
ベリベリと左右に音を立てて剥がれていく。
今までの言葉が違う言葉に聞こえてくる。
あるのは泣き叫ぶ赤子のままの自分の姿だけ。
もう、いいんじゃないか。
その掴んだ手を放してごらん。
愛されたい。叶わぬ怒りが自分の仮面を厚くする。
剥がして、見たくなくて見なかったものに時間をフーっと吹き込む。
愛される事と引き換えに次元に閉じ込めた本当の自分。
つけてる仮面に自分も気がつかない。
これからは、自分の心を自分で見張り、ありのまま。
ポロポロと溢れる涙でしめらせて
仮面を剥がせば、そこにいたのは ただのあなたが好きな人
理由もないけど、あなたの事が好きな人
・・・Little Tree