今ここ(いまここ)
冷たい氷の心をノミで割る
割っても割っても凍りつく
凍りつき、より氷は厚く
何事もなかったように静寂と冷気に包まれる
氷の世界は感じない
冷たすぎて感じない
今ここにいる
恐怖の中で生きていて、いつそれを感じる事が出来ようか
命が尽きても繰り返される
今ここにいる
執着から解き放たれる、その瞬間
傷が何であったのか、涙が何であったのか
今ここにいる
夜明けの日差しの明かりの中に
真(マコト)の姿が見えてくる
どちらでもいいじゃないか
愛されたって、愛されなくたって
どちらでも、今ここにいるじゃないか
起きる事が起きただけ
パチパチ弾けて空(クウ)になる
周りは、誰もが傷だらけ
どこに正解があるものか
本当に強い魂だけが見えてくる
自分で氷を割れたもの
自分で春を呼べたもの
自分で空(クウ)を知ったもの
自分で空(クウ)を呼べるもの
そして、今ここにいる
Little Tree